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第7回MLGsCAFE

米川の歴史~水質で見るこの50年~と題して、ながはまアメニティ会議理事の松居さんがお話をしてくださいました。
高度経済成長期に公害問題が取り糺され、1973年からBOD値(生物化学的酸素要求量)調査が始まり、水質汚濁防止法や琵琶湖条例が施行され、また公共下水道共用開始されることで、年々BOD値が下がってきました。
調査開始時約8ppmだった値が、2005年以降は3ppm以下の値を維持しています。当初の目標2000年に『魚とりのできる川」を目指してきていたので、当初計画よりは少し遅れてしまいましたが、誰もが安心して川に入り魚とりを楽しめる環境に戻ったと言えますね。
でも、筆者は考えました…水質はBOD値では回復してきているけれども、実態はどう?当研究所が主催して、何度か米川清掃を行なっていますが、ゴミの量は酷いものです。今日も米川定点生態調査を行った時も、たたら橋付近に多量のゴミがビニール袋に入ったまま捨てられていました。マナーの悪さに呆れてしまいます。皆さんはご存知でしょうか?琵琶湖にあるゴミは全て滋賀県内で捨てられたゴミなのです(琵琶湖に流れ込む河川は全て県内の川だから)
少し話が逸れてしまいましたが、米川の水質回復と共に米川に様々な在来の魚に戻ってきて欲しいです。これからも魚たちが安心して棲める米川を目指して活動していきたいと思います。